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2011年度中国の野菜展望

中国は日本にとって最大の野菜輸入先国であり、中国の野菜相場は日本国内の野菜需給に大きな影響を与えている。2009年中国の野菜栽培面積は2.73億ム(1ム=約667平方m)で栽培面積と生産量が世界シェアの43%と49%となり世界一になった(新華網2010年4月2日より)。
2010年度は栽培面積こそあまり変化がなかったものの、異常気温と投機マネ−の影響で野菜相場の高騰が発生した。2011年度の野菜総栽培面積と総生産量は前年より7%と7.5%の増加に転ずる見通しである(中国 現農業部部長 韓長賦)。
それは政府が打ち出した安定栽培、安定流通、品質確保を目的とした優遇政策が功を奏したと考える事が出来る。中国は現在まで安価な労働力と広大な土地、元安を武器として世界最大の野菜輸出国となっていた。
近年、急激な賃上げと内部需要の拡大により、特にここ2年間は野菜の暴騰が続いて日本企業が中国野菜について懸念していた。では今年の中国の野菜相場動向がどうなるかが気になるところである。
2011年度の値上げの要因は @賃金が前年度より11.8%の増加(人民網日本語版2011年7月18日) Aドル対人民元の為替上昇率は5.5%(中国人民銀行2011年6月発表) Bインフレ率は4.19%(世界経済ネタ帳より)などがある。
上記の数字を総合的に分析すると2011年度の輸入野菜の価格は、栽培面積が増加しても大きな値下げはなく、基本的に前年と同等の価格か小範囲での値下げが予測される。栽培面積の増加により今年の中国産野菜の高騰が一旦は止まるが中国での野菜生産コストは毎年確実に上昇している。
そのコストの上昇に対して、いずれ日本の企業が耐えられない日が来ると考えられます。
従って、これらの流れを踏まえてASEAN、特にベトナム、インドネシア、ラオス等の生産コストの低い地域の開発輸入を積極的に進めてゆく必要があります。
また、輸入先の多様化を図り製品コストの上昇リスクを分散させ、併せて高品質商品の安定供給を進め、消費ニーズに合った輸入開発業務を推進いたします。  by N・H

2013/10/15